シャープのインドネシアでの今年の冷蔵庫販売は21%増
シャープはインドネシアにおける今年の冷蔵庫の販売目標を前年比21%増の158万台に設定している。同国で販売の伸びが著しい2ドアタイプのラインアップを拡充することで目標を達成する考え。これによりシェアは35%となり、首位を維持する見通しだ。
新たに販売開始する製品の一つは取っ手を日本刀の形にした普及価格帯の冷蔵庫「サムライ」の新モデル。ドアのデザインを変更したほか、冷蔵スペースを拡張。庫内に発光ダイオード(LED)電球を配置するなど機能性を高めた。現地生産する。容量の異なる2モデルを用意し、価格帯は235万~285万ルピア(約2万3140~2万8000円)に設定している。月間2万5000台の販売を目指す。タイから輸入する中価格帯の中型冷蔵庫「パピロン」も発売する。3モデルで容量は各288㍑。価格は420万~640万ルピア。
同社は家電製品のインドネシアでの販売拡大に向け現在、ジャカルタ近郊の西ジャワ州カラワン工業団地(KIIC)で冷蔵庫と洗濯機の新工場を建設中だ。投資額は1兆2000億ルピア(約118億円)で、月産能力は冷蔵庫が22万台、洗濯機が14万台となる。今年10月に稼働開始する予定で、2015年には約1200人を雇用する計画だ。