インドネシアの電力事情を日本語・ウェブサイトで紹介
国際協力機構(JICA)を通じて、経済産業省からインドネシアのエネルギー鉱物資源省に派遣されている矢野友三郎・政策アドバイザーがインドネシアのエネルギー関連情報を日本語でまとめ、昨年3月に立ち上げたウェブサイトのビュアー数が6月26日、100万を超えた。民間投資の誘致に力を入れるインドネシアだが、公表情報自体少ないうえ、詳しい情報はインドネシア語のものがほとんどで、日本人にはとっつきにくい面があった。矢野さんはサイトを通じ、日系企業の電力投資が加速することを期待している。サイト名は「インドネシアの電力エネルギー事情」。
このサイトは閲覧者への工夫がある。画面をたびたびスクロールしなくても済むようページは横長のデザインにして一覧性を高めた。新鮮味を出すため、トップページの写真は関係企業などから提供してもらった写真を毎月更新し、背景の色も定期的に変えている。アドレスはwww.energy-indonesia.com/
矢野さんは1年半前に着任し、省内の部局間連携強化や人材開発などで政策を助言しているが、ほぼすべての会議や資料はインドネシア語。英文の情報ですら見つけるのに苦労したことが、サイト開設のきっかけになった。