中国の鉄鋼2社が合併し世界2位の巨大企業誕生
中国の鉄鋼大手で国内2位の「宝山鋼鉄」は9月20日、同6位の「武漢鋼鉄」を吸収合併すると発表した。合併時期や新会社の名称は明らかにしていないが、生産量では世界2位の巨大企業が誕生することになる。両社はともに中国政府が直轄する国有企業。
世界鉄鋼協会によると、2015年の宝山鋼鉄の粗鋼生産量は3,493万㌧、武漢鋼鉄は2,577万㌧。合計すると6,000万㌧を超える。その結果、世界2位の河北鋼鉄(中国、4,774万㌧)、3位の新日鉄住金(日本、4,637万㌧)、4位のポスコ(韓国、4,197万㌧)を抜き、1位のアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク、9,713万㌧)に次ぐ規模となる。