ヤンマー ミャンマーで籾殻活用のバイオマス発電
ヤンマー(大阪市北区)は10月11日、ミャンマーで籾殻(もみがら)を活用したバイオマスガス化発電の実証試験を開始するため、現地試験プラント建設の起工式を執り行った。同起工式には現地農業・畜産灌漑省の大臣、在ミャンマー日本大使らも参列した。
同国の実証試験ではミャンマーのパートナー企業、MAPCO(ミャンマー・アグリビジネス・パブリック・コーポレーション)とも積極的に連携を図りつつ、2017年度の実証試験開始を目指していく。同プロジェクトは環境省の補助事業として2015年から3カ年、現地において実証試験を実施する。
ヤンマーはバイオマスガス化発電の実証試験を日本国内各地で行い、ノウハウを蓄積してきた。このバイオマスガス化発電技術を駆使し、ミャンマーで毎年大量に発生するコメの籾殻を有効活用し、まだ無電化地域が多い地方電化に貢献できる可能性に着目した。