タイ新国王即位は1年先 国民感情に配慮 皇太子意向

タイ新国王即位は1年先 国民感情に配慮  皇太子意向

在任70年の長期に及んだプミポン国王(享年88)が死去したタイで、すぐにも即位するとみられていた国王の長男、ワチラロンコン皇太子(64)の意向で、即位時期は1年以上先になる見通しとなった。
これはプラユット暫定首相が明らかにしたもので、同皇太子が国王の死で悲嘆に暮れている国民感情に配慮し、1年以上先となる見通しのプミポン国王の葬儀が終わるのを待って、即位式を執り行いたい意向を示しているためだ。
皇太子が国王に即位するまでの期間は、プレム枢密院議長(96)が「暫定摂政」を務める。プレム氏は元陸軍司令官で、1980~88年に首相を務めた。