2014年3月末から羽田空港昼発着のインドネシア便
日本の国土交通省は、来年から羽田空港のインドネシア便の発着枠を拡大すると発表した。日本、インドネシア双方が昼間時間帯(午前6時から~午後11時)に1日1回ずつの発着を獲得する枠組みを2014年3月末から設定する。6月25~26日にバリ島デンパサールで行われた同国当局との協議で合意したもので、これによりこれまでは深夜、早朝発着だけだったが、昼間の便の就航が可能となる。
羽田空港は14年3月末にも昼間時間帯の国際線の発着枠を3万回から6万回に増やす計画で、今回の合意はこれに伴うもの。日本とインドネシアの航空会社がそれぞれ1日当たり1回ずつ着陸と出発が出来るようになる。
日本~インドネシア間の路線は今年3月末時点で、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の日本企業2社が合わせて週14便就航しているが、いずれも成田~ジャカルタ便。インドネシアの国営ガルーダ・インドネシア航空はジャカルタ~成田便を週7便、バリ島デンパサール~羽田便、成田便、関空便を各週7便、計28便運航。羽田への到着は午前7時半、出発は午前1時となっている。
日本~インドネシア間の昨年の旅客数は前年比13%増の66万人。日本の2社(JAL・ANA)が21%増の21万7000人、ガルーダ・インドネシア航空が9%増の44万3000人だった。