インド新幹線 23年に開業を確認 安倍・モディ両首相

インド新幹線 23年に開業を確認 安倍・モディ両首相

安倍晋三首相とインドのモディ首相は11月11日会談し、日本の新幹線方式を採用したインドの高速鉄道を2023年に開業することを確認した。
今回の高速鉄道の対象の路線はインド西部のムンバイ-アーメダバード間(約500㌔㍍)で、両国は2015年12月に両首脳が新幹線方式を採用することで合意していた。今回の会談で工期を詰め、2016年中に設計、18年に着工し、23年に開業することを決めた。
安倍首相は会談後の会見で「日印新時代に象徴的な高速鉄道。インドの高速鉄道の実現が新たな経済成長の起爆剤になることを期待している」と述べた。同国には、他の複数の路線にも日本の鉄道技術の採用を働きかけていく。
一方、モディ首相は「インド経済は製造業と投資の集積地になることを目指している。日本は不可欠なパートナーだ」と語った。
日本は鉄道技術を通じ、製造業の基盤強化を目指すインドを、人材育成を含め支援する。