MHPS 中国原発に納入のタービンの回転上昇試験終了
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、中国の三門原子力発電所1号機および海陽原子力発電所1号機に納入したタービン発電設備の回転上昇試験を無事終了した。加圧水型軽水炉(PWR)の二次系(タービン系)における重要な試験項目の一つだ。
今後は両発電所とも、燃料装荷試験や各種負荷試験などを実施し、2017年後半の運転開始を予定している。
回転上昇試験は、タービンの安全性を確認しながら段階的に回転数を上げていき、最終的に定格回転数(毎分1500回転)で約1時間運転し、各運転段階においてタービンおよび発電機の運転に問題がないことを確認するもの。
今回の試験では特に、第3世代PWRの初号機を導入した三門1号機における試験の結果が、世界の原子力発電業界にとって重要なベンチマークとして注目されていた。