鴻海・シャープ サムスン向け液晶パネル中止
台湾の鴻海精密工業とシャープが共同運営する「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」(堺市)が、韓国サムスン電子向けのテレビ用液晶パネルの供給を中止することが分かった。
液晶パネルの価格低迷で赤字に陥るなど経営悪化しているSDPが、採算改善に向けた値上げ交渉で、サムスンと折り合いがつかなかったとみられる。これにより、鴻海とシャープは別の販売先に切り替える方針。SDPは現在、鴻海とシャープがそれぞれ37.61%の株式を保有する、持ち分法適用会社となっている。