伊藤忠丸紅鉄鋼が3社合弁で鉄筋加工会社を設立
鉄鋼商社の伊藤忠丸紅鉄鋼インドネシア(MISI)は7月1日、地場系、シンガポール系鉄筋メーカーと3社合弁で鉄筋加工会社「クラカタウ・ナットスチール・コンストラクション・ソリューションズ」を設立すると発表した。今月に営業開始し、11月にジャカルタ近郊のチビトゥンに工場を新設する。当面はジャカルタの大量高速交通システム(MRT)の地下鉄部分を落札した日系ゼネコンに駅舎建設工事向け鉄筋の売込みを図る。
合弁パートナーは、インドネシア国営鉄筋メーカー「クラカタウ・ワジャタマ」と、シンガポール鉄筋メーカー「ナット・スチールアジア」。出資比率はクラカタウおよびナットの両社が各45%、、MISIが10%。資本金は6億円。クラカタウ社がバンテン州チレゴンで製造した鉄筋に曲げなどの加工を施す。新設する工場の年間加工能力は7万㌧。