古河電池 タイ風力発電会社に蓄電システム供給
古河電池(横浜市保土ヶ谷区)はこのほど、タイの風力発電I-WIND社とUltraBatteryで成約合意した。7月稼働予定で本格的な蓄電システムはタイ初の案件となる。
蓄電池の選定にあたっては、同国チュラコン大学や政府系MTEC(National Metal Material Technology Center)の評価に基づき、数多くの蓄電池の中から古河電池のサイクル用長寿命形キャパシタハイブリッド制御弁式据置鉛蓄電池UltraBatteryの採用が決定した。
採用されたのはタイ南部ナコンシータンマラート県(通称ロムリゴール)の地方電力公団(PEA)との政府系プロジェクト。蓄電池容量は1.152MWh UBー1000×288セル(576V-1000Ah/10HR)×2セット。
タイはじめアジア諸国では、再生可能エネルギーの発展に伴い、太陽電池・風力発電が急速に拡大しているが、電力の需要と供給のバランスを取るため、近年蓄電システムとの併用が注目されている。