スズキ・トヨタ両首脳がモディ印首相と会談

スズキ・トヨタ両首脳がモディ印首相と会談

業務提携に向け協議を始めたスズキの鈴木修会長とトヨタ自動車の豊田章男社長は3月9日インドを訪れ、モディ首相と会談した。同日発表した声明でインド政府は「製造業育成策を促進し、雇用創出に寄与する」と2社の自国での協業の進展に期待を示した。
インドでは自動車需要は増えているが、ディーゼル車などによる大気汚染が深刻な社会問題となっており、政府はエコカーの普及を促している。同国では乗用車市場で47%とトップシェアを握るスズキと、市場シェアは4.5%にとどまるものの、環境技術に強みを持つトヨタは、同国における環境規制の強化と市場の成長を見据え、両社いずれもハイブリッド車(HV)の普及で協力を模索する。
インド政府は2020年に排ガス規制の新基準を導入し、ディーゼル車の排ガス規制を強める見通しだ。