HIS 台湾ホテル大手を買収 海外でホテル事業積極化
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は、台湾でホテル事業を展開するグリーンワールドホテルズ(GWH)の第三者割当増資を引き受ける形で子会社化すると発表した。
HISは、GWHが持つ台湾の16軒のホテルのうちの1軒を、長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」の隣接地でで展開している「変なホテル」に転換する予定。HISとしてはこれが海外ホテル事業の第1号となる見通しで、今後海外でホテル事業の展開を積極化する。
HISグループでホテル運営などを手掛ける子会社のHISホテルホールディングス(東京都新宿区)がGWHを傘下に収める。HISホテルホールディングスは、第三者割当増資の引き受けにより、議決権ベースの持株比率をこれまでの33%超から51%まで引き上げる。追加の出資額は日本円換算で20億円程度とみられる。