NEC タイで土砂崩れシミュレーション実証実験

NEC タイで土砂崩れシミュレーション実証実験

NECはタイの災害警報発出機関、国家災害警報センター(以下、NDWC)と共同で、同国北部のチェンマイ県で土砂崩れシミュレーションシステムを活用して土砂崩れの危険区域を予測する実証実験を2016年11月から2017年3月まで実施し、システムの有効性を確認した。
タイでは頻繁に発生する土砂崩れへの対策が喫緊の課題となっている。今回の実証実験では気象、地形、土壌に関する各種データを基にシミュレーションを行い、土砂崩れの危険度を最大7日先まで予測し、実際の被害状況と比較した。
この実証実験は防災ICTにおける日・タイ協力プロジェクトであり、総務省から受託した「タイにおける土砂崩れシミュレーターの展開に向けた調査研究」の一環として、在タイ日本国大使館とも協力しつつ実施した。