アジアに在留邦人39万人 日系企業中国に全体の45%
外務省は、在外公館などを通じて実施した海外在留邦人実態調査および、海外に進出している日系企業の実態調査の結果を公表した。その結果、平成28年10月1日時点で海外に在留する邦人総数は133万8447人で、前年より2万1399人(約1.6%)の増加となり、過去最多を更新した。
また、海外に進出している日系企業総数(拠点数)は7万1820拠点で、前年より691拠点(約1.0%)の増加となり、過去最多を更新した。
このうち、アジアの在留邦人は39万2216人で全体の約29%を占め、前年比約1.7%増となった。アジア以外では北米49万1844人(全体の約37%)、西欧21万3202人(同約16%)の順で、これら3地域で全体の8割を占めている。
国別の在留邦人数は多い順に米国42万1665人(同約32%)、中国12万8111人(同約10%)、オーストラリア9万2637人(同約6.9%)、タイ7万337人(同約5.3%)、カナダ7万174人(同約5.2%)となっており、5カ国で全体の約6割を占めている。
海外に進出している日系企業数(拠点数)を国別にみると、中国3万2313拠点(同約45%)、米国8422拠点(同約12%)、インド4590拠点(同約6.4%)、ドイツ1811拠点(同約2.5%)、インドネシア1810拠点(同約2.5%)、タイ1783拠点(同約2.5%)の順となった。