中国人の団体旅行中止響く 訪韓外国人激減
ソウル聯合ニュースによると、韓国を訪れる外国人観光客が激減している。4月の訪韓外国人は前年同月比26.8%減の約107万5800人。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「THAAD(サード)」の在韓米軍配備に反発し、中国が自国の旅行会社に韓国団体旅行商品の取り扱いを中止させたことで、中国人観光客が同約67%減少したことが大きく響いた。日本人観光客もメディアのネガティブな報道を受けて、前年比で1年3カ月ぶりに減少に転じている。
韓国銀行(中央銀行)の統計によると、韓国が4月に計上した旅行収支の赤字額は12億4000万㌦(1368億円)で、前年同月の2.3倍に膨らんだ。訪韓外国人が減るとともに、海外旅行する韓国人が増えたためだ。