川崎重工 シンガポールに産業用ロボ・人材育成拠点
川崎重工業は6月16日、シンガポールに同社初となる産業用ロボット適用開発サポート、エンジニア育成拠点「シンガポール カワサキ ロボットエンジニアリングセンター」(以下、SKRE)を開設した。
SKREは、同社のこれまでの同国における活動実績に加え、シンガポール経済開発庁から、同社が2015年に発売した人協調共存型の双腕スカラロボット「duAro」および、その派遣事業の取り組みなどが高く評価され、ロボット普及政策の一環として支援を受けたもの。
SKREはシンガポールのシステムインテグレーターや中小企業をはじめとしたエンドユーザーを対象に、duAroを中心とした産業用ロボットの適用開発サポートや教育を行う。
川崎重工は、シンガポールに生産拠点のある大手半導体装置メーカーを中心に累計1万3000台以上の半導体ロボットを納入し、同国の産業発展に貢献。2014年には半導体ロボットのサービスセンター「シンガポール カワサキ ロボットセンター」を設置、アフターサービス事業を強化している。