光生アルミ インド第3工場建設など製造能力増強
アルミホイール製販を手掛ける光生アルミニューム工業(本社:愛知県豊田市)傘下の海外統括会社、光生国際貿易投資有限公司(香港)は、インドの自動車部品大手N.K.ミンダグループ(本社:ハリヤナ州グルガオン市)とアルミホイール製造を手掛けるインド第3工場をグジャラート州アーメダバード市郊外に建設することを決定し、今秋にも完成を予定している。
2018年4月には4本の生産ラインを設置、月産6万本を計画し、インド国内で最大の乗用車の市場シェアを誇るスズキのグジャラート工場への供給および欧米市場への輸出を計画している。
また、2016年竣工したインド第2工場(ハリヤナ州パワル工業団地)も当初計画の月産6万本から急遽、マルチスズキ(スズキの子会社)をはじめとした現地自動車会社の増量要請を受け現在工場を増築中。これが完成すると月産12万本体制となり、アルミホイール生産でインドで最も生産量が大きい工場となる。
第1工場(タミル・ナドゥ州チェンナイ市)と第2工場の設立による34億ルピー(58億円)から、その後の能力増強、第3工場新設を合わせると投資金額は総額62億ルピー(105億円)に達する。
第1工場と第2工場の能力増強および第3工場の竣工、これらすべてが出揃う2018年度には、同社グループのアルミホイール製造能力は年間300万本体制となり、インドでのマーケットシェア50%以上を確保し、同事業を確固としたものとする計画だ。