インドネシアで日中向けシラスウナギの密輸が横行

インドネシアで日中向けシラスウナギの密輸が横行
 インドネシア海洋・水産省や漁業関係者によると、日本の「土用の丑」(7月22日)を前に20日、インドネシアで中国や日本の養殖業者向けのウナギの稚魚、シラスウナギの密輸が横行していることに対応、同国政府が規制に乗り出すことが分かった。通関・検疫体制が貧弱で規制の緩いインドネシアに狙いをつけ、密輸業者が安価な稚魚を国外に売りさばいている実態が明らかになった。
 インドネシアはウナギ属7種が生息することなどから、ウナギ発祥の地とされる。日本で一般的なニホンウナギに味やサイズが近いビカーラ種などが密輸の標的になっている。