シチズン タイとベトナムの製造拠点で生産能力拡大
シチズンマシナリー(本社:長野県北佐久郡御代田町)は、タイとベトナムの製造拠点を増床し、板金塗装と自動旋盤の土台部分などに使用する鋳物の生産能力を拡大する。両工場とも年内に着工し、竣工は2018年春、稼働開始は同年夏を予定。
タイ・アユタヤの自動車旋盤工場では、総額約3億円を投じ板金塗装の新工場棟を建設。塗装能力を現状の月産50台から同150台の3倍に拡大する。ベトナムでは鋳物工場を増床し、東南アジアの生産能力を増強する。
工作機械業界では2016年末から好受注が続いており、板金塗装と鋳物という重要パーツの内製生産能力を拡大することで、それぞれの品質・コスト・納期を安定させるとともに、旺盛な海外需要に応える。これにより、2018年度を最終年度とする中期経営計画達成に向けた安定供給体制を構築する。