三井化学 中国のリチウムイオン電池向け電解液合弁の設備増強

三井化学 中国のリチウムイオン電池向け電解液合弁の設備増強

三井化学(東京都港区)は、台湾プラスチック(台北市、以下、FPC)との折半出資会社、台塑三井精密化学有限公司(中国・寧波、以下、FMAC)で、2016年12月からリチウムイオン電池向け電解液の設備能力を増強していたが、11月から営業運転を開始した。
リチウムイオン電池はノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、市場が急拡大しているが、今後は環境への負荷が小さいプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の普及が見込まれており、国策としてEVへの大々的なシフトを掲げる中国を中心に一段の市場拡大が予想される。