急成長インドネシア清涼飲料市場へ日本企業の進出加速
過去5年間で年率約15%ずつ拡大と急成長するインドネシア清涼飲料市場に日本メーカーの進出が加速しそうだ。地元紙によると、インドネシア・ソフトドリンク業者協会(ASRIM)のトゥリヨノ・プリヨスシロ会長はこのほど、面談した日本の数社が進出の方針を示していると明らかにした。
日本企業では、アサヒグループホールディングス、サントリー、伊藤園などがすでに現地法人を設立、本格展開に入ったり、来年から本格展開の計画を明らかにしているが、これに加えて日本企業の参入が相次ぐとみられる。従来、地場系、欧米系が強い市場で、日本企業の活発な新規参入により、シェア争いの激化が予想される。
アサヒグループホールディングスでは2011年に約4000億円だったインドネシアの清涼飲料市場規模は、20年には1兆円に達すると予測している。