中国の17年のGDP6.9% 7年ぶり前年水準上回る
中国国家統計局が発表した2017年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比6.9%増加した。2010年以来7年ぶりに前年水準を上回るとともに、政府目標の「6.5%前後」も達成した。
中国経済は近年、減速基調が続き、2016年は6.7%と26年ぶりの低い水準にとどまっていた。2017年は5年に1度の共産党大会が開かれる年ににあたったことから、政府は経済の安定ぶりを国内外に演出する必要性から、万全を期すため、公共事業を増やして成長率を押し上げた側面もあったとの指摘もある。