中国国家主席の任期規定撤廃へ改憲案 習氏続投へ道
中国の国営新華社通信によると、共産党中央委員会は国家主席の任期を連続2期までに制限する規定を削除する憲法改正案を提案した。3月に開かれる全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の協議を経て正式に決定する見通し。これにより、習近平国家主席は2期目が終わる2023年以降も続投することが可能になる。
ただ、国民の一部からは、権力の過度な集中に歯止めが利かなくなるとして、懸念する意見も出ている。中国の国家主席の1期の任期は5年で、憲法79条で「国家主席と副主席は連続2期を超えて任期を継続できない」との規定がある。