モナス外周道路の改名 スカルノはOK スハルトは保留
インドネシア中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)の4つの外周道路の改名計画が進んでおり、ジムリー・アシディキ前憲法裁長官などが結成した「第17委員会」が候補に挙げた4人のうち、スハルト元大統領、アリ・サディキン元ジャカルタ特別州知事の2人の名の採用を巡って波紋が広がっている。
「第17委員会」は国家英雄への敬意と愛国心を高めることを狙いとして、モナスの4つの外周道路の改名を提議。ムルデカ・スラタン通りをスカルノ初代大統領に、同ウタラ通りをモハマド・ハッタ初代副大統領に、東側の同ティムール通りをアリ・サディキン元ジャカルタ特別州知事に、西側をスハルト元大統領の名前にそれぞれ改名するよう求めている。
ジャカルタ特別州のジョコウィ知事は、4氏のうちスカルノ、ハッタ両氏の名前はまず採用すると発言。ただ、サディキン、スハルト両氏の評価は賛否両論あり、大きく評価が分かれると採用には消極的な姿勢を示している。