シャープのインドネシア2カ所目の新工場稼働開始
シャープは9月4日、インドネシアで同国2カ所目となる洗濯機と冷蔵庫の新工場が稼働開始したと発表した。新工場は約106億円を投じて、首都ジャカルタ近郊のカラワン工業団地に建設。敷地面積は31万平方㍍。2014年度中に月産で冷蔵庫22万台、洗濯機14万台のフル生産に入る予定。これにより生産能力は冷蔵庫で2倍、洗濯機で2.5倍になる。
同社は東南アジア諸国連合(ASEAN)全体で16年度に12年度の倍となる3000億円の売上高を目指しており、今後、中間層の飛躍的な拡大が見込まれる同国の新工場は、この計画の要となる。同国で同社は、洗濯機で30%、冷蔵庫で40%とそれぞれトップシェアを握っており、強みを生かして経営再建に弾みをつけたい考え。