インドネシア事業を東南アジアの中心に パソナグループ
じゃかるた新聞によると、人材派遣業のパソナ・グループの南部靖之代表(61)はこのほど、インドネシアを東南アジアの中心と位置づけ、事業を加速させていく方針を明らかにした。その骨子は①日本・インドネシア経済連携協定(EPA)に基づく看護師・介護福祉士候補者の受け入れ事業で訪日したが、日本の国家試験に合格できずに帰国した人材の雇用支援②日系企業向けの幹部候補生の育成・推進③インドネシア人が技術のほか、工場運営や様々な日本のノウハウを学び習得するための、日本のシニア人材を講師とする研修センター(施設)の設立を検討する-など。
同代表は親日国で人口も東南アジアで最大のインドネシアに対し、人材交流を通じ、日本の技術力をより重点的に伝えていくべきと強調。日本の技術頭脳を活用するという意味で、日本で定年退職したシニアの技術者などがインドネシアでは重宝されるだろう-と話した。