電子住民登録証の二重登録・発行が発覚 システム未整備
情報技術学者フォーラム(FAIT)のホットランド・シトルス代表はこのほど、政府が登録・発給を進めている電子住民登録証(E-KTP)で、転居などにより住所が異なる同一人物への二重登録・発行の事実を確認したと明らかにした。同代表は二重登録されてしまうのはシステムが全土で統合されていない証拠だと批判。各自治体が重複登録の可能性を、中央政府から周知されずに発行し続けているのが原因と推測されるとしている。
E-KTPを巡っては来年の総選挙の有権者登録に使用するために内務省が登録を進めてきたが、配布が遅れ問題視されているうえ、最近ではガマワン・ファウジ内務相に発行事業に関わる汚職疑惑が持ち上がっており、普及は難航している。