出光興産はこのほど、インドネシアの新興の石炭会社、バラムルチ・サクセサラーナ社(ジャカルタ)に10億円強(3%)出資し、日本を含むアジア向け販売権を取得したと発表した。同国内の同社の炭鉱から発電用石炭を仕入れ、1月にも中国やベトナム向けなどに輸出開始する。早ければ2015年にも年間300万㌧規模を販売し、石炭の総取扱高を現状より約2割伸ばす。
出光興産はこれまでも他の企業が採掘したインドネシア産石炭を年間数十㌧取り扱っていたが、出資により仕入れを安定させて販売を伸ばす。同社のインドネシアの炭鉱への投資は初。