スラバヤ動物園でまたボルネオオランウータンが病死

スラバヤ動物園でまたボルネオオランウータンが病死
 飼育環境の劣悪さで、不評を買っているインドネシアのスラバヤ動物園で10月10日、飼育されていたボルネオオランウータンがまた病死した。同動物園の広報担当者によると、死亡したオランウータンは15歳で、1週間にわたって集中治療を受けていたが、呼吸困難で死亡したという。医療記録によると、スラバヤ市内でこのところ著しく高い気温が続いていたことが原因で、肺に炎症を起こしていた。
 同動物園では、2週間ほど前にも12歳のボルネオオランウータンが腸腫瘍と肝機能障害で病死している。ボルネオオランウータンは通常50~60歳まで生きることが多いとされている。こうした動物の不審死が相次いでいることから、同動物園の閉鎖を求める声が強まっている。