渋滞悪化で建設に”待った”増加するジャカルタのモール
交通渋滞の悪化が深刻化しつつあるジャカルタで、これまで増加の一途をたどってきたショッピングモールの新規建設に”待った”の動きが出ている。これは、ジャカルタ特別州のジョコウィ知事が、さらに渋滞悪化を招く要因となるモールの増加に待ったをかけているもの。同知事は9月時点で、14のモールの建設許可申請を受けているが、許可出さない-との意向を明らかにしている。
同知事によると、東京23区の1.2倍ほどの740平方㌔㍍の面積に173カ所のモールがあり、ジャカルタはいま世界でも有数の「モール過密都市」状態にあるという。アホック副知事も、モール周辺は渋滞の原因になることが多いとして、モールの新規建設を許可する前に公共輸送機関の整備を進める必要があるとの見解を示している。