トランスジャカルタの一部路線でバスの老朽化が深刻

トランスジャカルタの一部路線でバスの老朽化が深刻
 現地メディアによると、トランスジャカルタの一部路線でバスの老朽化が深刻な事態となっている。車体の塗装が剥げ落ち、窓枠が折れ、内装全体が黒ずみ、金属部分はさびが目立つ。そんな本来はすでに廃車にすべき車両が、現役で運行を続けている。こんな傾向が顕著なのが2006年運行開始の、第2路線(東ジャカルタ・プロガドゥン~中央ジャカルタ・ハルモニ)と第3路線(西ジャカルタ・カリデレス~中央ジャカルタ・パサールバル)で、他路線に比べ古いバスが多い。新型の連結バスが、主要な他路線に配備される一方、旧型が第2、3路線に配車されているからだ。
 州トランスジャカルタ管理局のパルガウラン・ブタルブタル局長も、老朽化のため本来廃車にすべき車両が運行している実態を明かしたうえで、「新車両が確保できず、延長運行せざるを得ないのが現状だ」と話している。同局長によると、州が現在保有しているのは579台(故障車両含む)、理想の運行台数は522台だが、実際に走行可能なのは444台のみという。