JR埼京線を走った205系30車両がインドネシアへ到着
JR東日本・埼京線を走っていた「205系」30車両が新潟港から出港し11月3日、インドネシア北ジャカルタのタンジュンプリオク港に到着した。2014年1月開始の増便に利用される。国鉄子会社で首都圏の路線を管理・運営するKAIコミューター・ジャボデタベック(KCJ)によると、年末までに計180車両が到着する予定だ。国鉄広報によると、購入額は1車両約10億ルピアという。JR東日本によると、技術者を派遣して現地で必要な車両の保守技術も伝える。
KCJは東急田園都市線や都営三田線の中古車両を合わせて約660車両を保有しているが、約20%はそのままでは運行できない状態。KCJは座席の張り替えをなどを済ませ、運輸省鉄道総局の許可を得てから運行開始する。
205系は1985年に日本に導入された通勤や通学者を対象とした近距離電車。座席を窓際に配置し、つり革が多数設置されているなど、大量輸送に最適化された車両だ。日本でもJR東日本の首都圏、JR西日本でも利用されている日本の主力車両。