ジャカルタを2018年までに「子供に優しい都市」に
じゃかるた新聞によると、ジャカルタ特別州のジョコウィ知事は12月17日、ジャカルタを2018年までに「子供に優しい都市」にするとの方針を明らかにした。民間企業のCSR(企業の社会的責任)活動の資金などを活用し、子供が必要とするサービスの提供やインフラ整備などを進める。同知事は、子供に優しい都市をつくることで、その他の住民にとっても住み良い環境になると強調。「時間を要するが、いま始めなければならない。ジャカルタ全域で進めていく」と意気込みを示した。
宣言にはジャカルタ特別州のほか、国際連合児童基金(ユニセフ)、国家子ども保護委員会(KPAJ)、州の各区、民間のアストラ・インターナショナルなど43機関の代表者らが署名。北ジャカルタ区タンジュンプリオク郡プランプンにある高架道路下で式典を開催した。
今後、緑地面積の拡大や子供用の公園の建設、出生証明書の取得簡易化、読書室の設置、子供のための勉強会の開講などを実施するとした。整備は段階的に進める。東ジャカルタ区クラパ・ドゥア・ウェタンと南ジャカルタ区南ガンダリアの2カ所で試験実施。また州内のRT(隣組)にも読書室や遊び場の設置などで協力を求めるとしている。