インドネシアで年末、年明けからスマホの現地生産開始
インドネシアで今年末もしくは2014年初から相次いで、スマートフォン(スマホ)の現地生産が始まる見通しとなった。地元メディアによると、同国におけるスマホこれまで中国やベトナムからの輸入品が中心だったが、地元の電機メーカーが生産体制を整えている。「ポリトロン」ブランドのハルトノ・イスタナ・テクノロギが年内にも生産開始するほか、「エバーコス」のアリエス・インド・グローバルが1兆ルピア(約88億円)を投じる新工場を2014年初めに稼働させる。また、「アクシオ」のテラ・ダク・インドヌサは14年半ばの稼働を目指しているという。
こうした地元勢の動きにも増して注目されるのが、電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大の台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の動向。10月にインドネシアを訪れた郭台銘董事長は2014年中に新工場を建設する方針を表明している。米アップル向けなど注目の供給先は明らかにしていないが、他の携帯端末を含めた同社の投資額は50億㌦(約5000億円)に上る見通しだ。