ジョクジャカルタ砂防技術センターに資料室を開設
日本・インドネシア両国の土砂災害防止事業関係者らでつくる有志団体「クルアルガー砂防」と、インドネシア公共事業省は1月4日、ジョクジャカルタ特別州にある同省砂防技術センターにメモリアルルーム(資料室)を開設した。両国の砂防事業における協力の足跡をたどったほか、1970年代に国際協力機構(JICA)からインドネシア公共事業省に派遣され、専門家として果たした故松下忠洋復興副大臣の砂防分野交流への功績を称え記念した。じゃかるた新聞が報じた。松下氏は衆議院議員になってからは日本インドネシア友好国会議員連盟幹事長を務めた。
資料室には、これまでインドネシアで実施された主な砂防事業の概要を図解したパネルを展示。同センターで砂防技術研修を受ける公共事業省・局職員をはじめ、多くの人々に両国の砂防技術協力を紹介するのが狙い。同センターの講堂を松下氏にちなみ「松下ホール」と命名した。同日行われた式典には関係者ら約50人が出席した。