豪州の海軍艦船がインドネシア領海を複数回侵犯
豪州のモリソン移民相は1月17日記者会見し、密航船で豪州を目指す不法移民の監視にあたっていた豪州海軍の艦船がインドネシア領海を複数回侵犯していたと認めた。複数のメディアが報じた。
侵犯は「故意でなかった」と釈明したが、昨年ユドヨノ大統領夫妻はじめ政府高官らに対する豪州情報機関の盗聴疑惑で損なわれた両国関係がまだまだ修復途上だけに、今後の対応次第で一段と悪化する恐れがある。ビショップ豪外相が16日夜、インドネシアのマルティ外相に謝罪したという。モリソン移民相は「艦船の乗員はインドネシア領海の外にいると認識していた」と述べ、侵犯の経緯を調査すると説明した。