トヨタ現地製造法人の専任副社長に初のインドネシア人
トヨタ自動車の現地製造法人トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)は1月27日、岡本義朗氏の後任となる製造担当副社長にワリ・アンダン・チャフヨノ氏(50)を任命したと発表した。ワリ副社長はディポヌゴロ大学卒業後、1989年にトヨタ・アストラ・モーター(TAM、製販分離後、現在はTMMIN)に入社。工場でのエンジニアとして経験を積み、2011年からは製造などを担当する取締役を務めていた。
同日、ジャカルタで行われた記者会見で、ワリ新副社長は「現在、インドネシアで販売するトヨタ車で国内生産が占める比率は90%。すべての商品を国内生産したい。国内の部品企業を育成するのが大きな課題だ」と意気込みを語った。TMMINの副社長は、それぞれ販売会社の社長、副社長をを兼務するジョニー・ダルマワン氏と秋山守氏と合わせ3人のため、専任の副社長としてはワリ氏だけで、初のインドネシア人となる。