悪天候で国内原油生産が10%減に 採掘機器が故障

悪天候で国内原油生産が10%減に  採掘機器が故障
 インドネシアでは最近の悪天候が原因で採掘機器が故障し、国内の原油生産が約10%減少している。これは石油ガス上流事業監視機関SKKミガスのウィジョナルコ長官代行が明らかにしたもの。地元メディアが報じた。これまで日産82万5000~83万バレルだったのが、74万5000バレルまで減少。東ジャワ州スラバヤ沖の西マドゥラ鉱区や中部ジャワ州のチェブ鉱区では、日産2万バレル以上の生産減になっているという。2014年の国家予算では、原油生産を日産87万バレルと設定している。
 近年インドネシアでは、従来の油井の枯渇や、新規開発が進まないことなどで年々生産量が減少。補助金付き石油燃料の消費拡大が国家財政を圧迫しており、生産量の引き上げや精製施設の新設、増強が長年の課題となっている。