商船三井ロジスティクス 国際トラック一環輸送を強化

商船三井ロジスティクス 国際トラック一環輸送を強化
 商船三井ロジスティクスのタイ現地法人MOLロジスティクス・タイランドはこのほど、タイを中心とした東南アジア諸国連合(ASEAN)域内でのトラックによるクロスボーダー一貫輸送サービスを強化、3月から本格的に営業を始めた。
 MOLタイランドはこれまで、タイとマレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー間のクロスボーダー・トラック一貫輸送を単発的に手掛けてきたが、需要増大を受けて2013年11月、クロスボーダー輸送の専門部署となる「クロスボーダー&コンタクト・ロジスティクス部門」を設立。サービスメニューを拡充・強化し、3月から本格営業を開始している。2015年末のASEAN経済共同体(AEC)発足を控え、部品産業などではタイをマザー工場とし、ミャンマー・カンボジア・ラオスなどに分工場を設けて労働集約工程を分散する動きが出ている。そうした動きに対応する部品輸送需要などを取り込む。NNAが報じた。
 商船三井ロジスティクスはASEANではタイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、シンガポール、インドネシア、カンボジアに現地法人、ミャンマーに営業拠点を設けている。