省電舎がインドネシアWOIとPKS炭化事業で合意

省電舎がインドネシアWOIとPKS炭化事業で合意
 エネルギー効率化の提案事業および、その関連製品の製造・販売事業を手掛ける省電舎(東京都港区)は3月27日、PT.Woyld One Indonesia(WOI)とインドネシアにおけるパームヤシ殻(PKS)の炭化事業について基本合意契約を締結したと発表した。省電舎、WOI両社で計画するこの炭化事業は、パーム油搾什後に残るPKSをバイオマス発電に供する燃料として使用するもので、世界有数のパーム油産出国のインドネシアの資源を最大限に有効かつ多目的に活用する、国策にも合致するプロジェクトだ。
 まず省電舎の取引先に対し、WOIより調達する未加工PKSの販売を開始し、それと並行してすでに実証に成功している炭化PKSの再現性と大量生産化展開の確認を半年をメドに行い、その後国内のバイオマス発電所および石炭火力発電所向けに炭化PKSを高品質の「バイオマス・コークス」として提供していく予定。インドネシアはマレーシアと合わせると全世界の85%のパーム油を生産している世界最大のパーム油産出国。