JAMAがタイでエコドライブの普及・推進で講演
日本自動車工業会(JAMA)は4月3日、タイ自動車産業協会が開催した自動車産業セミナーで、日本のエコドライブ普及活動を紹介した。このセミナーは3月26日から4月6日の日程で、バンコク北郊ノンタブリ県のイベント施設・インパクト・ムアントンタニで開催されている「第35回バンコク・インターナショナル・モーターショー2014」に合わせて企画されたもの。タイの自動車業界の約70人が参加し、耳を傾けた。
講師は、エコドライブ活動を取りまとめているトヨタ自動車環境部・環境渉外グループ主査の大野栄嗣氏で、エコドライブによる燃費向上および交通事故防止をテーマに、その実例を紹介した。「無駄なアイドリングをしない」「不要な荷物をトランクルームに入れておかない」といった普段の心掛けで、一般的に10%の燃費向上が達成できることを説明した。またエコドライブは交通事故防止にも効果があることを強調。東京都の物流企業でエコドライブ活動を実施した結果、事故発生率が約半分に減ったケースを紹介した。