ベトナムで市販のコンドームの26%が国際基準以下
ベトナム国内で市販されているコンドームのうち26%が国際基準を満たしていないことが分かった。専門家などは、若者の多くが適切な避妊をしていないと、性教育の必要性を訴えている。4月4日付ベトナムネットが報じた。
英国のコンサルティング会社クラウンエイジェンツによると、同国内で年間販売されているコンドーム1億7000万個のうち、26%がISO(国際標準化機構)規格や世界保健機構(WHO)、国連人口基金(UNFPA)の技術要件を満たしていない。中央産科病院のグエン・チ・ホン・ミン医師は、望まない妊娠をどう防ぐかについての若者の無理解を問題視する。同医師は「10代の青少年の90%が、セックスをすれば妊娠する可能性があると知っていながら、80%以上が避妊していない。妊娠したら中絶すればよいと考えていることは危険だ」と語気を強めて語っている。