インドネシア初の幸福度調査で65%が「幸せ」

インドネシア初の幸福度調査で65%が「幸せ」

 インドネシア中央統計局(BPS)が2013年に初めて、国内各地で17~65歳以上の市民を対象に実施した幸福度調査で、65.11%が「幸せ」と回答したことが分かった。調査は個人、社会、生活環境の三つの側面から幸福度を各4段階で答え、個人の幸福度では収入、職業、資産の3項目のうち収入を最も重視していることが分かった。年齢別では17~24歳は65.31%、25~40歳は65.28%、41~64歳は65.1%だったが、65歳以上は63%と低くなった。地元メディアが報じた。

 BPSの専門家は「定年退職後の準備を考えず、老後は若かった時より不幸と感じる傾向がある」と分析。社会や生活環境では家庭の調和が重要な要素になっており、とくに子供を2人持つ人の幸福度が高かったという。また、近隣住民など家族以外の人々との良好な関係、地域の治安などが重視されていると指摘している。2013年9月に国連が発表した「世界幸福度ランキング」でインドネシアは156カ国中76位だった。