インドネシア国営企業がミャンマーなど国外進出の動き

インドネシア国営企業がミャンマーなど国外進出の動き

 インドネシアでいま、国営企業のミャンマーなど国外進出の動きが活発化している。これは2015年末までに予定されている東南アジア諸国連合(ASEAN)の市場統合、ASEAN経済共同体(AEC)結成を視野に入れたもの。ジャカルタ・ポストなどが報じた。

 インドネシア国営企業省によると、国営企業15社がミャンマー進出を目指している。急速な経済成長が続き商機が拡大しているミャンマー市場を足掛かりに他のASEAN各国への進出につなげるのが狙いだ。

 国営セメント会社、セメン・インドネシア、国営商業銀行バンク・ネガラ・インドネシア(BNI)および、その傘下で建設会社のウィジャナ・カルヤなどが現地事務所や支店を開設したり、工場買収を模索するなど具体的な進出の検討に入っているという。