三井不動産がマレーシア・台湾でアウトレット事業
三井不動産がアジアでアウトレットモール事業を拡大する。マレーシアで東南アジア最大級の施設にこのほど着工。台湾の大型施設は開業時期を2017年から15年後半に前倒しする。接客や清掃の徹底など日本流のノウハウを施設運営に導入し、増加するアジアの中間層の需要取り込みを目指す。
マレーシアではクアラルンプール国際空港の敷地内に4万6000平方㍍、店舗数260の施設を設ける。空港運営会社との合弁事業で、三井不動産が7割を出資。第1期事業は15年春に開業する。同国を訪れる年間約2500万人の観光客の利用も見込む。
台湾北部の新北市では200店舗規模の施設開発を現地企業との合弁で推進。テナント誘致が好調なため、開業時期を大幅に早める。現地の需要に合わせ飲食店比率を2~3割と、日本国内のアウトレットモールより多くする。日本経済新聞が報じた。