出口調査は野党勝利を予測 インド総選挙16日開票

出口調査は野党勝利を予測 インド総選挙16日開票

 インドの約1カ月にわたる総選挙(下院選)の投票が5月12日終了し、16日に一斉開票される。ビジネス・スタンダード(電子版)によると、複数の出口調査では最大野党のインド人民党(BJP)率いる国民民主連合(NDA)の、野党連合が争っている543議席のうち過半数を取得して次期政権に就く見通しだ。BJP単独では249議席で過半数を握れないものの、1998~99年の総選挙で取得した過去最高の182議席を大きく上回るとの予測もある。一方、国民会議派(INC)を中心とする現与党の国民進歩連合(UPA)の議席数は、大きく後退するとの見方が多い。

 過去最大の約8億2000万人が有権者となった今回の総選挙は、現政権の汚職や停滞する国内経済の改革・改善に向けて国民の関心が高まり、投票率も過去最高の約66%を記録した。