香港政府がベトナムへの渡航を警報「赤」に
香港政府保安局は5月15日、反中国暴動が激化しているベトナムへの渡航情報を3段階のうち、これまでの最も低い段階の「黄色」から1段階引き上げ、日程の再検討や不要不急の渡航延期を求める「赤」とした。同保安局は現地の複数の地区で大規模デモや暴力的な襲撃が起きているとし、デモや多くの人が集まる場所を避けるように呼び掛けた。
官営放送PTHKによると、香港旅行業議会(TIC)は5月16日、今月26日までに出発予定のベトナムへのツアー45件の取り止めを決定した。これにより、影響を受ける旅行客は約1000人。また、地元メディアによると、航空大手のキャセイパシフィック航空は16日からベトナム・ホーチミン市から香港へ戻る臨時帰国便のチケット販売を開始した。また、5月16~23日のハノイ~香港便について、予約の変更手数料やキャンセル手数料を徴収しないと発表している。NNAが報じた。