中国・上海市の日本人数が1万人減 初のマイナスに

中国・上海市の日本人数が1万人減 初のマイナスに

 中国・上海市の日本総領事館によると、3カ月以上の長期滞在者と永住者を合わせた同市の日本人は2013年10月1日時点で約4万7700人となった。前年の約5万7400人から約9700人減少した。1994年に統計を取り始めて以来、上海市の日本人数が前年比で減少したのは初めて。

 「PM2.5」(微小粒子状物質)による大気汚染の深刻化を受け、家族を帯同しない単身赴任者が増えていることや、日系企業による人件費削減と経営現地化の方針により、駐在員の帰任を進めている企業が増えつつあることなどが減少の要因とみられる。上海日本人学校によると、浦東校と虹橋校を合わせた生徒数は14年4月の始業式時点で小・中学校合わせて2791人となり、前年4月時点と比べて約260人減少している。