グローリーが需要増に備えフィリピンで工場増設

グローリーが需要増に備えフィリピンで工場増設

 貨幣処理機などの生産を手掛けるグローリー(兵庫県姫路市)は、フィリピンカビテ州で現金自動預払機(ATM)向け紙幣入金ユニットや紙幣入出機などの増産体制を整える。レンタル工場を借りて、生産拠点を現行の4カ所から5カ所に増やし、活発化する欧米やアジアなどの需要増に対応していく。

 カビテ州の工業団地「カビテ経済区(CEZ)」にある新しい工場(建屋面積約6900平方㍍)では、現行工場で手掛けている紙幣入金ユニットを生産する。すでに一部を移管。今年10月をメドに、新工場はフル稼働に入る。

 同社は現地法人グローリー・フィリピンを通じてCEZ内に自社工場2カ所、レンタル工場2カ所を操業。銀行の窓口業務で使用する紙幣入出機や計数機などを生産している。NNAが報じた。